見えないはずのものが見える!でも幽霊ではありません。

2015年10月14日

私たちの眼の網膜には錐体細胞と捍体細胞という2つの視細胞があります。錐体は外から入ってきた色の波長に反応してたんぱく質を分解します。その時電気刺激が起こり視神経を通して脳に電気信号が送られ処理されて私たちはものを見る事が出来ます。一方捍体は色の識別は出来ませんがわずかな光にも反応するようにできていて光の明暗に敏感な細胞です。この二つの視細胞の働きのおかげで私たちはものを見る事が出来ます。ですから目を開けていれば捍体細胞の働きでかなりの暗闇でも色は分からなくても形は認識することができます。でも光が目に全く入らない真っ暗闇では絶対、見えないはずです。でも私には見えるのです。アイマスクで目を隠した状態でも部屋の壁と天井、窓、ドアの境目が月明かりのない夜、目を開けている時の様にわずかな明暗の差で認識することができます。アイマスクの様な薄いものでなく枕や壁のように厚みのあるものでも見えます。見えてると一番分かるのは腕を動かしたときです。腕がどう動いているのか目で追う事が出来ます。他には木や川の水の流れも認識できます。こう言っても信じてはもらえないと思います。でも間違いなく私には見えます。
何故見えるのかは分かりません。ただこの能力に気付いたのは地磁気を知覚するようになってからでした。それまでも目に違和感があり光がまぶしいと感じていましたが、仕事がら暗いところやほこりが多いところで長時間働いていたのでそのためだろうと思っていました。ですからこれも地磁気や電磁波と関係があるのかもしれません。数年前アメリカのマサチューセッツ医科大学の研究で人間の捍体細胞にも多く含まれるクリプトクロムというたんぱく質が磁場検知能力にかかわっているのではないかとしてショウジョウバエを使った実験を行いそれを証明しました。そしてショウジョウバエのクリプトクロムとヒトのクリプトクロムを交換しても磁場検知能力が失われない事を証明しました。これによってヒトにも、活性のあるクリプトクロムが存在することがわかった。恐らくヒトの場合、クリプトクロムそのものには問題なく、正しく磁場を検出しているにも関わらず、そのあとの磁場シグナルの伝達機構に問題があるのだろうという事です。ですからヒトの体には目には見えない磁気や電磁波を検知する能力はあるのだけどそれが脳に上手く伝わらず認識できないだけなのだと思います。もしかしたらそれが原因不明の神経痛とかの原因なのかもしれませんね。間違った神経回路に電気信号が伝えられているのかも知れません。


網膜の構造
見えないはずのものが見える!でも幽霊ではありません。
出典:「東京大学生命科学教育用画像集」,「東京大学生命科学高度化部門」,「LS-EDI UT」,「CSLS UT」,「LS.KOMEX UT」等
URL: http://csls-db.c.u-tokyo.ac.jp/


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Posted by mplan at 20:22 | Comments(0) | 超能力
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